2014年11月アーカイブ

明日、12/1より入場料金が冬季料金となります。

天気予報では明日あたりから雪マーク…
今年も奥出雲に雪の季節がやってきます。

お電話でも何件かお問い合わせをいただいておりますが、ご来館の際には冬用タイヤを着用してお出かけくださいませ。


さて、絲原記念館では、
ー絲原家創始390周年特別記念ー『絲原家歴代の事績と館蔵名品展』
を平成27年3月29日(日)まで開催しております。(12/30~1/3は休館)

初代善左衛門が寛永元年(1624)に備後国より移住し、絲原家を創始してから390年にあたるのを記念し、前当主14代義隆までの家の歴史と歴代当主の事績をたどる企画展です。

とくに松江藩5鉄師の一人として、幕末期に藩財政再建に10代徳右衛門と11代権造が貢献したその功として藩から与えられた“名字帯刀”“鉄師頭取”等の格付書や藩侯よりの拝領品(頂いた品)。
また明治維新以後“ポストたたら”を見越し、現在の仁多牛・仁多米やその他農作物や牛馬の改良・普及に努めた権造。
たたら原料であった木炭を家庭用炭に改良し、その販路開拓に努め、貴族院議員として奥出雲地方の発展に尽力した12代武太郎。
現木次線の基礎となった“簸上鉄道”及び“八雲銀行”(現山陰合同銀行)等を創設した13代武太郎。
当時としては県下最長の県議会議員として10期連続40年間議員を勤め、ホッケー王国・奥出雲の礎を築いた14代義隆。

それらの功績を肖像画(13代武太郎の肖像画は、松江市出身の洋画家・草光信成筆の80号の大作)や木・銅像や受章した褒章(地域貢献したことで授与される藍綬褒章を4代続けて受けているのは全国的にみても珍しい)・勲章・記念章等を初公開しています。

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美術工芸棟では絲原家創始390年を記念し、館蔵品の中から優品を展示しています。
絵画では安土・桃山時代の武家出身の画家・海北友松筆「鷺図(双幅)」、江戸時代中期の民衆に好まれた円山応挙筆「孔雀図」、四条派の祖・呉春筆「人物図(双幅)」、“虎といえば岸駒、岸駒といえば虎”と称された岸駒筆「虎図三態(三幅対)」など11点を展示。
合わせて、松江藩お抱え漆匠・初代小島漆壺斎、同三代作「棗」や絲原家に逗留し、多くの作品を残した松江藩お抱え漆匠・勝軍木庵作「四季耕作高蒔絵文台・硯箱」「江戸城下の三ッ組盃」等を展示。
また、茶道具は県指定文化財の鎌倉時代の公家・藤原定家の日記の一部「明月記断簡」、茶組・千利休が茶碗の目利きをしていることで知られる書状「万代屋宗安宛」などの茶室用掛軸7点と大名茶人・松平不昧公が格付けした“雲州蔵帳”登載の「茂山茶碗・銘“秋風”」、また不昧公が名をつけた「茶入・銘“面影”」や自作の茶杓「銘“うき雲」、三千家の創始者・千宗旦作の茶杓「銘“小サヒ”」等、濃茶と続き薄茶の茶道具合計20点を展示しています。

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