12月の「人権週間」にあわせ、クラスで身近なコミュニケーションの中にある『いじり』についてそれぞれが考え、「全校集会」でパネルディスカッションを通して、人権を尊重する心情や態度について学びました。
(*いじり・・・人をもてあそんだり、困らせたりすること:辞書より)

①失敗したときにその場を和ませる『いじり』はどうなのか?
○:許される…失敗してその場がシーンとなるよりは…気が楽。励ます気持ちなら相手に
も伝わる。
△:どちらともいえない…相手の気持ちは本当にわかるのか。本当の気持ちはわからない
かも。
×:許されない…どっと笑われたらやはりショック。失敗したときバカにされるのは嫌。
②仲良し同士の『いじり』はどうなのか?
○:許される…仲が良ければ、相手のことをわかっていて、嫌な部分に触れないと思う。
△:どちらともいえない…自分が思っていることと、相手が思っていることは仲良し同士
でも違う。
×:許されない…仲が良いからこそみんなが知らないことも知っていていじられる。嫌な
ものは嫌。
③長々引きずらない『いじり』はどうなのか?
○:許される…長いとストレスがたまるが短いなら…また、エスカレートもしない。
△:どちらともいえない…1回で終わったとしても周囲に広がるかも。
×:許されない…短くても嫌なものは嫌…傷つく。
④相手が傷つかない『いじり』はどうなのか?
○:許される…自分が嫌だと思うことはしないので大丈夫。
△:どちらともいえない…相手が傷つかないいじりを自分がわかるのか?。
×:許されない…やっぱり相手の気持ちはわからない。
■感想を紹介します
・最初はやってもいい「いじり」もあるのでは・・・と思っていた。でもよく考えたらいい「いじり」などないのでは・・・。
・「いじり」はよくないと思っていても日常に深く浸透しているのが怖い・・・。意識を変えたい。
・「いじり」をしている側は「これくらいなら・・・」「このひとなら・・・」といった甘い考えもあると思うけど「いじられ」ている側としては深刻に受け止めているかもしれない。
・「いじり」をつかわないコミュニケーションを見つけたい。それが大切。
・わかっていてもついことばに出てしまうことが・・・。そのとき「ごめんね」といえるかどうかが大切。