
一度でも腰痛になったことがある人は
腰痛ベルトのお世話になった
経験があると思います。
中には一日中している人も・・・
はじめに言っときます。
腰痛ベルト(コルセット)が腰痛に対して有効であるという
証拠は全くありません。
また、これは今後の研究課題ではありますが
腰痛ベルトによって、逆に腰痛患者が増える
可能性もあると考えています。
整形外科、整体やカイロなどに行かれて
「前かがみになったときに背骨には
ものすごい圧力が加わっている。
その時の負担を減らし、腰痛にならないために
腰痛ベルトをしましょう!!」
と言われませんでしたか?
確かに体重70kgの人が仰向けに寝ているだけで25kg
立っているだけで100kg
軽くお辞儀をしたときには150kg
腰かけた状態で20kgのものをもち
軽くお辞儀をすると275kgの圧力が
背骨にかかるという実験結果はあります。
このような事実を知っていると
「こんなに圧力がかかってますから
腰痛になって当然です。前かがみの状態なんて
とくに負担が大きいですから、ベルトしてなかったら
腰痛が再発しちゃいますよ・・・」なんて
言うわけですね。
患者さんも具体的なデータだから
ついつい信じ込んでしまいます。
少し話がかわりますが
10年前と比べて
カイロや整体、その他の施術院が増えていますので
腰痛や肩こりで苦しんでいる人は
減っているだろうと思いますでしょ?
でも、事実は逆なんです。
統計調査によると
腰痛に悩んでいる人は
年々増加傾向にあります。
現在、腰痛については1000万近くの人が、
肩コリやその他の関節痛を含めると
2500万人が筋肉や骨格系統の痛みで苦しんでいます。
施術してくれる人が増えているのに
悩んでいる人も増えている
不思議ですね~
私の考えはこうです。
偏ったデータを使い
「人の身体ってこんなに脆いものなんですよ」
とアドバイスする医療関係者が増えることで
その言葉を真に受けた患者さんが
ちょっとした動作でも
条件反射的に
「あっ!! やっちゃったかな~?」
と思いこんでしまう。
そして、レントゲンやMRIでも
全く異常がないのに
腰痛を自分の中で作り出してしまう。
自分で作り出してしまうなんて
そんな馬鹿な話はあるか!!
とおっしゃる方に
マイアミ医科大学のモロゾフ教授の言葉を・・・
「椎間板ヘルニアが痛みを引き起こす可能性は
全体の3%にも満たない」
検査して異常があると思われる
椎間板ヘルニアでさえこうなんです。
まして、何ら異常が認められず
患者さんの痛みだけある状態は
大抵の場合、自分で痛みを作り出しているのではないか?
というのが私の考えです。
当院ではこのようにアドバイスしています。
「(背骨にかかる圧力の話)~というデータはあります。
しかし、人の身体ってそれぐらい強い力が加わっても
大丈夫なように設計されているんですよ。すごいですね~。
もしも、ちょっとしたことで壊れちゃうようなら
私なんか格闘技やってますから
今頃車いす生活しててもおかしくない筈です。
大丈夫ですよ!!
(腰痛)ベルトなんかする必要ありません。
痛みがなくて動かせる範囲であれば
どんどん動かしちゃってください。」と
ちなみに、
腰痛治療の定番 牽引
一般的に普及している方法なのですが、
どのような臨床試験においても
腰痛に有効だという証拠はありません。
専門家でも牽引が腰痛に対して
本気で有効であると考えている人なんて
ほとんどいないと思います。
最後に
もしも、この記事を読まれている同業の方が
いらっしゃいましたら、お願します。
くれぐれも
患者さんに呪いをかけるような
アドバイス(脅し文句)は、もうやめてください。
あなたたちのせいで
筋骨格系の痛みで苦しむ人が
増えているんです!
また、
『悪性腫瘍』『脊髄感染症』『圧迫骨折』
『強直性脊椎炎』『馬尾症候群』『その他の内臓疾患』の可能性が考えられるときは
何でも自分でできると過信せず
勇気を持って医師の助けを求めてください。
ましてや、腰痛患者さんを施術する際に
これらの鑑別を考えていないような
もしくは、その知識もないような方は
キチンと勉強するか
廃業するべきだと
私は考えています。
