素寒貧な39歳
院長のあだちです。

この町に帰ってきて驚かされること
それは、今だに「一日30品目を目標に・・」という人がいること
一日30品目というのは
1985年に、旧厚生省が発表した
「健康づくりのための食生活指針」の影響です。
30品目を目標にする理由を私なりに考えましたが
おそらく、
1・「そんだけいろんなものを食べれば、
多分栄養バランスもしっかりしたものになるだろう」
2・「発がん物質からのリスクを分散させることでガンを避けることができるのではないか」
考え付くのはこれくらいです
当時から私は、この一日30品目というのには
疑問をもっていました。
だって、栄養学もカロリーも
全く関係なし。
30という数字に何ら根拠がないのですから
予想通り
2000年に改訂された食生活指針では
「食生活のバランスを」というだけで
30品目は消えていました。
何故消えたのか?
理由を調べたら笑ってしまいましたよ
「30品目を絶対化して食べ過ぎてしまう例もあり
誤解を招かないようにやめた」
絶対化して食べ過ぎてしまうからって・・・
誤解を招かないようにって・・・
根拠がない上に具体的な数値を示さず
30品目をって言ったのはどこのだれでしたっけ?
ホントに適当にもほどがありますよ
今の「食生活のバランスを」というのにも正直、
私は納得がいきません。
その意味するところは
「さまざまな栄養素を万遍なく摂取していればよい」
つまり、ある栄養素だけ多かったり
逆に少なかったりしなければ
バランスがとれているということですよね。
でもね
栄養素というのは相対的な考え方ではだめなんですよ
絶対必要量というものがあるのです。
指針の通り、万遍なく栄養素を摂って
バランスがとれたとしても
その絶対的な量が足りないという事態が十分考えられます。
例外として、
バランスということで考えなければいけないのは
ミネラルです。
牛乳のところで話しましたが
例えばカルシウムとマグネシウムは2:1が
理想とされています。
カリウムとナトリウムは1:0,6です。
ただ、バランスといっても
厚労省のバランスという意味からは
違っていますよね。
また、個体差によっても
必要な栄養素は違ってきます。
同じものを食べてるのに
おにいちゃんは頭がいいけど
おとうとは出来が悪い
なんて話がありますが
もしかすると
お兄ちゃんのほうは
知能ビタミンといわれる
ビタミンCの必要量が少なくても
大丈夫な体質なのかもしれません。
逆に弟のほうが遺伝的に
ビタミンCがほかの人より
多く必要な体質なのかもしれません。
個体差を考えると
一日に必要な栄養素はどれだけと
きめるのもナンセンスな話なのです。
自分の弱点はどこなのか?
それに必要な栄養素は何なのか?
万遍なく
ではなく、これからは
弱点を補う栄養学というのが必要なのです。
