1989年横浜博覧会のキャラクター『ブルアちゃん』
ハーフパンツをはいていると
いつの間にか『ちょうちんブルマちゃん』になってしまうという
妙な癖をもった、お茶目な院長あだちです。
さて、腰の痛みを訴えて来院される
高齢者から、しばしこのような言葉が聞かれます。
「病院で調べてもらったら、骨も変形していると言われたし、
歳のせいだから、しょうがない」 と
確かに、腰の骨の変形は
20代からはじまり、
50代では70パーセント
70代になると90パーセントに認められます。
・・・ところが

整形外科MOOK 1979より
上のグラフは
今現在腰痛を持っている人の割合を
一般住民7000人にアンケートしたものです。
30代・40代がピークで、それ以降の
腰痛は減少していますよね
骨の変形は歳とともに増加するわけですから
それが原因で腰痛になるのであれば
30代と40代がピークということはなく
増えなければおかしいわけですよ・・・
また、骨がスカスカになる
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)で
腰痛になるといわれたという方もいます。
骨粗鬆症は
60代で70パーセント
70代以上では85パーセントの
女性にみられますが
骨粗鬆症が腰痛の原因とするなら
やはり、グラフとは矛盾した結果となります。
それに
骨粗鬆症の方がレントゲンで
背骨の圧迫骨折がみつかったとしても
本人はいつ骨折したのかわからない場合がほとんどで
骨粗鬆症と腰痛を結びつけること自体
ちょっと無理があるのです。
福島県立医科大学の菊池臣一教授も
「骨粗鬆症それ自体に症状があるかどうかは、なお不明である」
と述べています。
骨の変形は老化現象の一種であり
骨粗鬆症も同じようなものですが
結局のところ
老化現象で腰痛になるというのには
全く根拠がなく
したがって、「歳のせいだから」と
あきらめる必要もないのです。