2009年11月アーカイブ

 先日、阿井小学校で火山灰の学習があり、顕微鏡を持ってお手伝いに行ってきました。

 奥出雲町ではあちこちで軽石火山灰の地層をみることができます。全部で5枚の軽石火山灰層が確認されていますがそのうちの一番下にある1枚は約13万年前に大山から飛来したもので、残る4枚は三瓶山から飛来したものです。

 福原ではさらにこのうちの3枚の軽石火山灰の地層を確認できますが、中にははるか九州から飛来した火山灰も確認できます。

 写真は約23000年から26000年前に鹿児島県にあった火山が今の鹿児島湾のカルデラを作る巨大噴火(破局的噴火)を起こしたときに噴出した火山灰の顕微鏡での様子です。この火山灰は「姶良-丹沢火山灰(AT)」と呼ばれているもので、含まれる火山ガラスが特徴的です。

 

at1.jpgat2.jpg

 

 条件が良ければ三瓶浮布軽石火山灰層の直下にしばしばみられ、尾原ダムの原田遺跡の発掘時にも確認されています。また一つの地層として確認できる場所もあります。

 良く授業で使われる写真の福原の露頭では、真ん中の軽石火山灰(三瓶池田軽石)とその上にほんの少し見える軽石火山灰(三瓶浮布軽石)の間にある粘土層の中に含まれているのを今回確認しました。

 

P1010645.jpg