2011年3月アーカイブ

 今年度さいごの自然クラブです。例年、天気がよれば博物館裏の通称「一畑さん」という山に登るのですが、今年は積雪+当日の悪天候のために断念。急遽別のことを企画しました。毎年、この最後の会は頭を悩ませます。

 タイムリーなことに、霧島新燃岳の噴火で噴出した軽石火山灰を入手していたので、コレを使い、さらに三瓶山の軽石火山灰などを使って火山の噴出物のお話と双眼実体顕微鏡を使った観察、そして鉱物の採集と標本作りまで行いました。

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 おそらくは日本で一番新しい岩石・・・・・軽石です。

 細粒な部分を顕微鏡で見ると

 

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  さて、三瓶山の軽石火山灰(浮布軽石)を水洗いしておいたものを顕微鏡で見ながらつまようじで拾い上げます。

  鉱物分類は今回は簡単にしました。

 

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 黒雲母や磁鉄鉱は形がしっかりしていてすぐにわかるものですが、長石や火山ガラスはなかなかわかりにくく、苦労しました。

 

 霧島の噴火は、島根から見るとはるか遠くのことのようですが、島根県には大田市に三瓶山という火山があり、数万年おきに大きな噴火を繰り返し、奥出雲町に直径が3~4cmの軽石を1mの厚さで積もらせたことがある、ということを考え、またかつて桜島あたりにあった火山から26,000年~23,000年前に噴出した火山灰がやはり20cm以上の厚さで積もっているものが見られるということを考えれば、必ずしも「対岸の火事」で済むというものでもない、というように理解してくれたらなぁ、と思います。

 今年は大雪でしたが、同じくらいの量の軽石が降り積もったと考えてもらうとわかりやすいかもしれません。もっとも、雪は溶けて無くなりますが軽石は・・・・・。

 

 ということで、クラブの皆さん、1年間お疲れ様でした。

 この1年間に学んだことがどこかで生かせる、あるいは興味を持って深く知識を得ようとする姿勢を持ってくれるといいな、と思います。