オオサンショウウオの最近のブログ記事

 太郎日記by布勢公民館+奥出雲多根自然博物館の毎年恒例になってきました八代川に生息するオオサンショウウオ観察・身体測定会。宍道湖自然館ゴビウスの寺岡さんを迎えて昨夜開催されました。

 オサンショウウオは基本的に夜行性ですが、八代川では昼間でも出てきていることがあるそうです。町のど真ん中を流れる川の中をオオサンショウウオが悠々と泳いでいく風景を見られる街は、おそらく日本全国探しても無いのではないでしょうか

 

 

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 の川というのは子供達を異様なハイテンションに導くようで、あるいはみんなと一緒ということもあってか、冷たい水も何のそのという感じで怖いものしらずで川の中をずんずんと進んでいきます

 

 年は葦の繁殖が旺盛でなかなか川に近づきにくい部分もありましたが、街中を流れる部分に今年沈めた大きな石があり、そこのところに匹隠れていたのが見つかりました。捕まえるのに苦労しましたが、何とかタモ網に収めてケースに収納し明るい場所へ移動。

 

 なみにオオサンショウウオは特別天然記念物で、触ることすら許可が必要ですが、今回はきちんと正式の手続きを踏まえて捕獲を行っています。

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 まで八代川には8匹のオオサンショウウオが確認されていまして、この個体も過去に観察したものです。上から見て左前足の付け根の真ん丸の模様が特徴的な個体で、3年前より5cm大きくなっていることが確認されました。体格も立派で幅もあり、八代川がエサが豊富でオオサンショウウオにとって住みよい環境であるようです。

 

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 いてもう一匹。最初の個体に比べてスマートで、模様というか黒っぽい部分がかなり多い個体です。今回初お目見えで、9匹目ということになります。

 ただし、夏場に1匹お亡くなりなっているのが見つかっており、それがどの個体であったのか、あるいはまだ見つかっていなかった個体なのかまだ確認できていません。

 

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 れまでに捕獲観察した個体と照合しているところです。これから体長と体重を測ります。不用意に顔の前に手をかざすと噛みつかれるおそれもあるので慎重に扱う必要があります。ちなみに雷が鳴るまで離さないというのは俗説ですが、噛み付いたらなかなか離さないことからこのように言われるようになったようです。

 

 定や観察が終わったら現状復帰しないといけませんので、元いた場所に返します。また会う日が来ることを願って川に帰っていただきました。

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 根県は中国地方の中でもオオサンショウウオの生息・生態の調査が一番遅れているとのことです。そのためオオサンショウウオの生態を考慮した川作りが行われていないため、危機的状況に追い込まれつつあります。その中でも奥出雲町では八代川を擁する布勢地区を先頭に、ここ数年で急速にデータがそろいつつあります。島根県が特別天然記念物であるオオサンショウウオ保護後進地域と呼ばれないように、あるいは少なくとも奥出雲町はそうではないよう、今後は保護政策に力を入れてもいいのではないでしょうか?

 

 

 

 加した皆さんは、冷たい水の中お疲れ様でした。また下準備をしていただいた自治会の皆さんにはお世話になり、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 毎年、布勢公民館のお手伝いをしている、八代川を調べる「川太郎日記」。昨夜は夜のオオサンショウウオの観察会を行いました。

 八代川では、町中を流れる部分でも昼間にオオサンショウウオが泳いでることがあるそうで、個体数はかなり豊富です。しかしなかなか目にすることが少ないので、じっくり観察するにはいい機会になっています。

 

 日も落ちた7時45分に布勢小学校に集合して、八代川沿いに上流へ歩き、目撃率の高い・・・・・というよりもいつも付いている場所で川へ降りてみます。

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 降りて川の中を探しますがなかなか見つかりません。

 

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 見つかった、と思ったら大きなボッカ

 

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 川の中へ探索に。浅い場所は長靴はいているのでいいんですが・・・・・・

 

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 結構深い場所もあるので、けっきょく男の子は長靴関係なくモモまで浸かって、深い場所でオオサンショウウオ探索

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 水が冷たい中、みんないっしょうけんめい探します

 

 残念ながら、結局見つかったのは1匹。

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 大きさは51センチ。よく太った健康体で、八代川の栄養状態がすこぶるいいことを示しています。

 みんなで細かいところまで観察します

 

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  オオサンショウウオをかまいすぎて、あんまり起こらせると悪臭のする粘液を分泌しますので、ほどほどに。手に付くとなかなか取れないそうです。

 

 

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 表面の模様のパターンや、前足後ろ足の形、しっぽの模様パターンなどから、去年までに見つかった個体とは別の個体であることがわかります。つまり、八代川には最低でも8匹以上は生息していることになります。

 一方、おなかには

 

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 比較的新しい大きな傷がついており、ほかのオオサンショウウオとのケンカ、おそらくはメスを巡っての戦いではないか?と思われます。

 こういう活発な活動ができるというのも川にまだ健康な状態が残されている証拠です。

 

 今後とも、オオサンショウウオを見守り、豊かな八代川の自然を守ってた行くよう努力したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 9/18に布勢公民館との合同企画「河太郎日記」で、夜のオオサンショウウオ観察会を行いました。

 オオサンショウウオは中国地方の山間部の河川に生息する大型の両生類で、天然記念物に指定されています。昔は普通に見られていたものが、最近はかなり数が減っているとのことで、あちらこちらで保護するための施策がとられています。近年では奥出雲町内の各地で公民館活動の中で観察会や保護を訴える会が催されています。

 河太郎日記でのオオサンショウウオの夜の観察会は昨年に引き続き2回目の開催となります。

 

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  夜8時に八代川に集合したあと、今夜の講師宍道湖自然館ゴビウスの寺岡さんによる簡単なお話があり、注意事項を聞いた後に、ポケットパーク横から八代川に突入。夜の川はどこかミステリアスなところもあり、子供達は異常に興奮してるようで、ずんずん先に進んでいくので、後からついて行くのが大変でした。

 あんまり川を踏み荒らすと水が濁ってオオサンショウウオが見えなくなったり、あるいは驚いて隠れてしまったりというとこもあり、そのあたりを危惧していたのですが、案の定序盤は全然見あたらず、しばらくは葦の中をヤブこぎ状態。途中の「ここは?」と見込んでいたあたりでようやく見つかったようで、最初に3匹、続いて1匹と合計4匹のオオサンショウウオが見つかりました。

 

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  ちなみに、オオサンショウウオの捕獲は認められていませんが、今回はきちんと許可を得た上で捕獲計測しています。

 

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 捕獲した個体を1頭1頭長さと重さを計測し、斑紋やそのほかの特徴を記録します。今回見つかったオオサンショウウオは、昨年見つかった3頭とは別個体ということがわかりました。

 

 

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 今回の観察でわかったことは

 ・八代川のオオサンショウウオは個体数が多い?

 ・奥出雲町内の他の川のオオサンショウウオに比べて肉付きがよく栄養状態がいいようである。

 ・小型の個体が見られないことから、繁殖行動がうまくいっているかどうか現状では判断できない。

 ・他の個体とケンカしたような痕跡のあるオオサンショウウオもいる。

 ・意外と強い?

 ・奥出雲町内全域でオオサンショウウオの生息密度が高い?

 といったあたりです。

 また、オオサンショウウオは川の上流で繁殖行動を取るのですが、川の堰の高さが高いとオオサンショウウオが上ることができなくて、そのため繁殖行動が取れないということもあるそうで、問題になっているようです。

 

 大人からの意見で、「昔に比べて川の中の葦が増えて、植生が変わった」、というのもありました。

 最後に公民館長さんの、「貴重なオオサンショウウオがたくさんいる八代川にもっと興味を持って、川のことを考えて守って子供達に伝えていきたいし、知ってもらいたい。オオサンショウウオもがたくさん住める川を保護していきたいし、そのためにも大人の協力も必要です」というお話で観察会は終了しましたが、非常に大事なことだと思います。

 

 そのあと、観察したオオサンショウウオは現状復帰(捕獲した時の状態にもどす)しなければなりませんので、運んで最初の場所で放流しました。

 

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 川に放すと、何事もなかったかのように川の流れに気持ちよさそうに身をゆだねていました。

 

 参加した皆さん、最後はちょっと寒かったみたいでしたが、お疲れ様でした。