化石の最近のブログ記事

 

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 11月23日金曜日(勤労感謝の日・新嘗祭)に第34回自然観察会わいわい自然探偵団が開催されました。

 

 今回は広島県庄原市市街地をながれる西城川の河床での地層観察と化石採集です。

 天候が心配されましたが、曇りで時には日差しがあるぐらいの採集日よりでした。

 一般の参加者と布勢公民館川太郎日記の参加者、および地学団体研究会山陰支部から参加者とあわせて60名近い大所帯となりましたが、場所が広いため問題なく化石採集を行うことができました。

 採集されるのは主に二枚貝の化石ですが、植物の破片(枝や葉っぱ)、サメの歯の破片なども見つかりました。また、今の熱帯地方に住む巻き貝キバウミニナの非常に保存の良い化石も見つかりました。

 

 参加された皆さん、お疲れ様でした。

 

 

 さて、博物館では魅惑のモロッコ(の化石)展を開催しておりますが、この中でも特に三葉虫の化石はすばらしい物をそろえています。

 

 三葉虫(サンヨウチユウ)というと教科書をにも出てきますが、恐竜やアンモナイトに比べると地味で、ビカリヤなどのように国内あちこちで見つかる化石でも無いということで、どこかマニアックな感じもしますが、近年のクリーニング技術(プレバレーション)の発達はあり得ない形の化石を掘り出してきました。

 

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 このほかにもあり得ない形の三葉虫を多数展示しており、見た人は一様にびっくりしておられます。これだけの三葉虫の化石が集まるのは山陰では初めてのことです。

 この機会にぜひ不思議で魅力的なモロッコの三葉虫化石を見に博物館へお越しください。お待ちしております。

 

 またミュージアムショップでも期間限定の三葉虫化石をいくつか扱っていますので、この機会にぜひご購入ください。

6月3日日曜日に

2012年 地質の日関連イベント

2012年ジオサイト見学会

が開催されます。

 島根大学総合理工学部地球資源環境学領域と島根県地学会の共催で多根博物館は後援しています。

 

 「ジオサイト」とは、地質(地層や岩石・その場所のできた過程)や地形に関して重要であり、教育的効果も高く保存する必要があると考えてられている大切な場所で、今回の見学地は約1400万年前の生きものの化石が含まれる石が海岸にたくさんある場所です。

 この機会にぜひ地球の歴史を感じ取ってみませんか?

 参加申し込み締め切りは5月29日で定員は30名です。

 申し込みは

 Tel & Fax:0852-32-6457, irizuki@riko.shimane-u.ac.jp/

 (島根大学大学院総合理工学研究科 地球資源環境学領域 入月俊明)

 までお願いします。

 

 11月13日(日曜日)わいわい自然探偵団、「大むかしたんけん隊」を開催します。

 

 今回は、広島県庄原市東城町の帝釈峡(たいしゃくきょう)とその周辺で自然観察と化石採集を行います。

 

 帝釈峡は巨大な古生代の石灰岩体に作られた渓谷で、石灰岩特有の変わった地形があちこちで見られます。

 どうやって穴が空いたんだろう?と思わせる石門や天を覆うような石灰岩の断崖、クライマックスは世界3大天然橋のひとつとされる「雄橋(おんばし)」で、帝釈峡の中でも最も見ごたえのあるスポットになっています。

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 また、石灰岩は古生代の生きものの化石がたくさん含まれており、フズリナやウミユリをはじめとしたさまざまな当時の生きものの化石を採取することができます。

 

 この機会にぜひ太古の息吹を感じ、たくさんの古き生きものたちに触れてみて下さい。

 

 対 象 小学生~一般     (小学校低学年は保護者同伴のこと)
 定 員 25名    (定員になり次第しめ切ります) 
 参加料  1,500円    受付時に集めます
 集合受付   奥出雲多根自然博物館 9:30出発          
               博物館帰着       17:00ごろ

        持ち物などについてのご案内 は、申し込み受付後に送付します

その他 雨天決行。大雨の場合は中止します。
        昼食時に豚汁のサービスがあります
           博物館から現地までバスで移動します

 申し込み、お問い合わせは博物館までお電話(0854-54-0003)、またはE-mail (info@tam\nemuseum.jp)にてにてお願いします。

 

 

 

 

 

 6月19日、松江市のくにびきメッセで行われた神話の国島根の縁結びネットワーク主催の

 

「科学の縁結び(ENMSB)祭り」

 

 に出展ブースをいただき、化石などの展示を行いました。タイトルは

 「太古の生きものに触れてみよう」

 魚やアンモナイト、三葉虫などの化石を露出展示し、自由にさわれるようにして適宜解説するといった形を想定していたのですが、ちょっとそれではインパクトが薄い。それで双眼実体顕微鏡を無理矢理積んでいったらこれがけっこうヒット。化石をさわるのもそこそこに顕微鏡に載っかってるモノが見たい、とたくさんの人がのぞきに来てくれました。

 

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 会場には松江高専の学生さんのブースが多数有り、そこで様々な科学体験や実験を体験することができます。またアクアス・サヒメル・出雲科学館と言った博物館からの展示もありますし、大福工業をはじめとした様々な企業も展示ブースを出展しており、いろいろな体験ができたようです。

  来年は恐竜を持って行きたいところです。

 

 

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 

 さて、今年第1回目(通算8回目)の布勢小自然クラブは「ちょっとだけミクロ-その1」ということで、双眼実体顕微鏡を使っての観察を行いました。対象物は砂とか葉っぱとかチリメンとか化石など。 

 双眼実体顕微鏡は、対象物を20倍から40倍に拡大して観察するときに使います。虫メガネでは小さすぎてよくわからないし透過型の顕微鏡では大きくなりすぎてよくわからないといった場合、あるいはプレパラートを作らずに対象物の表面の様子を直接見たいという場合に便利な観察器具です。

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 様々な物をそれぞれがめいめいに色々な物を観察。時には驚きの声が上がったり、アレが見たいコレがみたいと騒ぎになったりと、それでもみんな集中して観察していました。

 

 

  ここでクイズです。次の写真は何の顕微鏡写真でしょう?

 

 

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 正解は、上から順番にササの葉、ツツジの葉、ヒイラギのとげ、松葉の先端、ヨモギの葉の裏です。

 ほとんどの植物が雪に埋もれているので手近な葉っぱで観察してみましたが、それでもなかなかに面白い物が観察できました。

 

  また、現生の生物だけでなく小さな化石の観察も行いました。

 

 

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 上は広島県庄原市の備北層群から見つかる有孔虫オパキュリナの化石(約1800万年前)、下は岡山県新見市の阿哲台の石灰岩から見つかるフズリナの一種の化石(約2億800万年前 )です。

 

 

 次回は、島根半島の海水浴場の砂の中に含まれる有孔虫と微小貝の観察と標本作りを予定しています。

 

 

 

 

 

 11月21日、第32回自然観察会「わいわい自然探偵団32」が開催されました。今回は「化石から聞き取る大むかし」というタイトルで、広島県庄原市内を流れる西城川の河床2カ所で地層の観察と化石採集を行いました。

 例年通り地学団体研究会山陰支部と合同開催となりました。参加者は博物館から32名、島根大学から博物館実習の学生も含め10数名と、合計で50人近くの久しぶりの大所帯となりました。

 庄原市内は「備北層群」という新生代第三紀中新世の地層(約1800万~1600万年前)が広く分布しており、あちこちで化石が産出するのですが、乱獲防止および研究のため基本的には地元の化石研究会に許可を得る必要があります。

 最初の場所は川の上流側の地層で、川の底が全部地層の岩盤からできています。護岸の上からでもわかる大きなカキの化石があちこちに見えるほか、あちらこちらにノジュールという塊があり、この中から化石が見つかります。また、貝殻がたくさん集まって硬くなった層になっている場所があり、そこからも化石が見つかります。基本的には砂岩(砂が固まったもの)が分布しています。一部では岩盤を削り込んで甌穴のようなものになった場所もあります。

 

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 ここでは主にカガミガイの仲間やシラトリアサリ、ザルガイの仲間などの化石が見つかります。またカニの化石が出てくることもあります。ただ、石が硬いので皆さん苦労していたようです。

 

 2カ所目に移動してからお昼ご飯タイムです。ここでは豚汁のサービスもあります。

 この場所は最初の場所よりも下流側にある場所で、最初の場所より上の層準、つまりより新しい時代の地層が露出しています。

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 露頭は川の半分程度ですが、昔からちょっと変わった化石が見つかる場所として知られています。これまでに新種の鯨の化石が3体分見つかっています。またサメの歯の化石もちょくちょく見つかる場所です。上流と下流にレキ岩があり、あいだに砂と泥が混じったような地層が露出しています。

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 ここでも比較的硬い岩盤の中に化石が多く含まれており、手が出ないものは島根大学の学生さんに応援してもらってなんとか割ることができたりしました。 ここではカガミガイやノムラナミガイ、タマガイの仲間などが見つかりました。

 

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 サメの歯とクジラの化石がなかなか見つからなかったのですが、終了間際にサメの歯が見つかり(アオザメと判明)、見つかった場所をいっせいにいっしょうけんめい探しましたが残念ながら時間切れ。

 

 

 

 一日中いい天気で11月下旬とは思えないほど暖かい中、参加した皆さんも満足できる化石が取れたのではないでしょうか?

 

 参加した皆さん、お疲れ様でした。

 

 

 

 

 

 



 

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